パズル

 

いつからか僕ら手を解いて 
喋る言葉もなくしたんだ 
隣を歩く君の横顔を見つめて 
ただ気付かないふりをしたんだ

 

その頬に流れる涙の意味が 
まだわからない間抜けな僕は 
去って行く君の背中に 
ゴメンとだけ呟いた

 

パズルのように繋ぎ合わせた未来 
僕が無くしたのはどこのピースだろう

 

寂しさで汚した心 
真っ白な空白に浮かべて 
虚しさだけが残るこの部屋で 
そっと巡るよ君の記憶を

 

ゴムのように引き伸ばす毎日 
途切れそうな声で僕らは笑っていた

 

変わってしまった心の形を 
無理矢理あてはめてみるけど 
痛いんだ 苦しいよ 君を傷つけて

 

寂しさで汚した心 
真っ白な空白に浮かべて 
虚しさだけが残るこの部屋で 
そっと巡るよ

 

探そう僕と君の形を 
例え同じ風景にいなくても 
笑いあって寄り添った日々の 
欠片抱いて眠るよ